次世代高圧ガス容器CubiTan®を用いたスマートガスネットワーク構築事業が「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択
株式会社Atomis(兵庫県神戸市、代表取締役CEO:浅利 大介)と八千代エンジニヤリング株式会社(本店:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:高橋 努)が共同で展開する次世代高圧ガス容器CubiTan®を活用したスマートガスネットワーク構築事業が、このたび経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択されました。
本事業では、ASEAN地域(マレーシア・タイ・インドネシア)における次世代高圧ガス容器「CubiTan®」を活用したスマートガスネットワーク構築に向けた実現可能性調査(FS)を実施します。
本事業を通じて、脱炭素社会の実現やエネルギー安全保障の強化など同地域が抱える社会課題に向きあい、新たな解の提供に取り組んでまいります。
<グローバルサウス未来志向型共創等事業の概要>
「グローバルサウス未来志向型共創等事業」は、日本企業がグローバルサウス諸国(新興国・途上国)でのインフラ展開や技術協力を促進するための政府主導の支援プログラムです。
この事業は、現地企業との共創を通じて、強靭なサプライチェーンの構築やカーボンニュートラルの実現などを目指しています。
詳細は、経済産業省のページよりご確認ください。
<CubiTan®について>
CubiTan®は、「コンパクト・軽量・スマート(IoT)」を特徴とした次世代高圧ガス容器です。
高圧ガス流通における運搬・コスト面における課題解決のため開発されたCubiTan®は、容器に強化プラスチックを採用することで、コンパクト化、軽量化を実現。キューブ型の形状は積載を可能とし、運搬の効率向上に寄与します。
従来の高圧ガスボンベを小型化させるためにはガスをより高圧で充填する必要がありますが、CubiTan®では、ガス吸着材としてPCP/MOFを内蔵することで圧力を上げることなく貯蔵することに成功しました。
これらの特徴に加えてIoTシステムを組み込むことで、在庫管理や受発注の対応、配送状況の把握、配送ルートの最適化など、スマートな流通網の実現を目指しています。
<スマートガスネットワークについて>
スマートガスネットワークとは、パイプラインによらずにガスが配給され、IoTデバイスを通じてその利用状況が遠隔でモニタリング・管理されるシステムです。
「CubiTan®」を活用することで「配送の最適・省資源化」や「残容量把握による利用者の利便性向上」などに貢献できると考えています。